寒い季節になると、愛犬にも寒い思いさせてたくない、と思う飼い主さんも多いでしょう。中には犬に「人間用ホットカーペットを使っても大丈夫かな?」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、犬に人間用ホットカーペットを使用するのはあまりオススメできません。
本記事では、
- 犬に人間用ホットカーペットがおすすめできない理由
- どうしても人間用ホットカーペットを使う場合の注意点
- オススメの犬用ホットカーペットの条件
について、解説しています。気になる方はぜひお読みください。
犬に人間用ホットカーペットをおすすめできない理由
なぜ、犬に人間用ホットカーペットがおすすめできないのか?その理由は、犬にとっても飼い主にとってもさまざまなリスクがあるからなのです。
もう少し詳しくお話しましょう。
低温火傷のリスク
人間用ホットカーペットは結構熱くなることがあるので、犬が長時間触れていると低温火傷を負ってしまうかもしれません。特に子犬や高齢犬、皮膚の弱い犬は注意が必要です。
これは体が毛に覆われているため犬は熱さを感じにくいことが原因で、熱さに気づいた場合でも(子犬や老犬などは)熱い場所から逃げられないことがあります。
ホットカーペットの上で寝てしまって、気づいたら皮膚が火傷していることも。
快適な温度の違い
犬は人間ほど体温調節が得意ではないので、人間にとって快適な温度でも犬にとっては熱すぎることがあります。
人間にとって快適なホットカーペットの温度はだいたい30℃〜40℃くらい。少し寒く感じる日は35℃以上に設定していることが多いと思います。
35℃前後であれば犬にとっても快適ですが、それを超える温度は犬にとって負担になります。
特に毛が厚い犬種や高齢犬の場合、脱水症状が出たり熱中症になってしまうことも。
感電・火災のリスク
ホットカーペットのコードを犬が噛むと感電の危険があります。特に好奇心旺盛な子犬はコードを噛みたがることが多く、そのリスクが高まります。
また、コードが劣化していたり断線するとショートして、犬が火傷を負ったり、家が火災につながることもあります。古いホットカーペットには特に注意が必要です。
中毒のリスク
ホットカーペットの材質によっては、犬が噛むことで有害物質を摂取してしまい、中毒を起こすことがあります。
特にビニールやプラスチック素材には、犬の健康に良くない化学物質が含まれていることがあり、誤って摂取すると消化器系に問題が出たり、内臓に悪影響が出ることもあります。
嘔吐したりや食欲不振になったりすることもあります。
耐久性の問題
犬がホットカーペットを引っ掻いたり噛んだりすることで破損しやすくなります。
犬によってはカーペットを掘るような動作をすることがあり、その結果、ホットカーペットが壊れてしまうことも。
犬がカーペットの一部を噛み破って内部が露出してしまった場合、コードのところでお話したの同様に、感電や火災の危険が増すことになります。
衛生面の問題
犬がホットカーペットにおしっこや嘔吐をしてしまうと、掃除が大変で、不衛生な状態になりがちです。防水性のない人間用ホットカーペットは、汚れや臭いが残りやすく、衛生管理が難しいですよね。
例えば、トイレのしつけがまだ完全でない子犬が誤ってカーペットの上でおしっこをしてしまうと、その匂いや汚れが残ってしまい、家の中の衛生環境は悪化してしまいます。
人間用ホットカーペットを犬に使用する際に気をつけるべきこと
ここまでお話したように、人間用のホットカーペットを犬に使用することはオススメしません。
でも、どうしても人間用ホットカーペットを犬に使う場合には、以下の点に気をつけてください。
- 温度管理に注意する
-
犬が火傷しないように、温度を低めに設定し、必要に応じて薄手のカバーをかけると良いでしょう。
- コードの安全対策を行う
-
感電防止のため、保護カバーを付けるなどの対策を行いましょう。
- 防水シートを使う
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おしっこや嘔吐などで汚れないように、防水シートをホットカーペットの上に敷いて使うと良いでしょう。
- 犬の様子を頻繁にチェックする
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ホットカーペット使用中は、犬が暑がっていないか、火傷の兆候がないかを定期的に確認しましょう。特に眠っているときには注意してあげてください。
- 一時的な使用にとどめる
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人間用ホットカーペットは犬のために設計されていないため、長期的な使用は避け、あくまで一時的な対策として利用することを心がけましょう。
犬におすすめのホットカーペットとは
最後に、犬用のホットカーペットを購入する際にチェックすべき項目についてまとめました。犬専用のホットカーペットの購入するときの参考にしてください。
- 温度調節機能があること
犬の体温に合わせて温度を細かく調節できるタイプが望ましいです。 - 低温で安全な設計
火傷を防ぐため、過度に高温にならない設計であることが大切です。 - コード保護が施されていること
噛まれても感電しないように、コードがしっかりと保護されていること。 - 防水加工がされていること
おしっこや嘔吐による汚れを簡単に掃除できる防水性のある素材。 - 安全な素材を使用していること
有害物質を含まず、噛まれても犬の健康に悪影響を与えない素材で作られていること。 - 耐久性が高いこと
犬が引っ掻いたり噛んでも簡単に破損しない頑丈な作りであること。 - タイマー機能または自動オフ機能があること
時間の長さを決めて使用できるタイマー機能、または長時間使用しても過熱しないように、自動で電源がオフになる機能があると安心です。
まとめ
本記事では、
- 犬に人間用のホットカーペットの使用はおすすめできないこと
- 人間用のホットカーペットを犬に使用する際の注意点
- 犬用ホットカーペットを選ぶときの注意点
について解説を行いました。
犬にとっても飼い主である人間にとってもリスク無く、寒い時期を乗り越えるためのヒントになればと思います。
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