USB加湿器の危険性は使い方で対策!スチーム式ならより安全?

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USBタイプの加湿器のうち超音波式の加湿器は、雑菌が繁殖しやすく危険だとよく言われます。

でも、超音波式であっても、水の入れ替えや加湿器の掃除に少し気を使ってあげることで、問題なく使用することができます。

本記事では、

  • 超音波式の加湿器で雑菌が繁殖しやすい理由
  • 安全に使用するための水の入れ替え方法や加湿器の掃除の仕方

についてご紹介しています。

また、USBタイプでスチーム式の加湿器の紹介もしていますので、参考にしてみてください。

目次

USB加湿器の危険は雑菌の繁殖が原因

USBで充電するタイプの加湿器はその多くが超音波式ですが、超音波式は名前のとおり超音波で水を非常に細かな水滴(霧)にして空気中に放出して加湿します。

加熱式(スチーム式)加湿器と異なり加熱しないため水が殺菌されず、超音波式は加熱式よりもタンク、フィルターやトレーなどに雑菌が繁殖しやすくなります。

雑菌が繁殖している状態で加湿器を使用すると、水滴とともに雑菌を空気中に撒き散らすことになり、これが危険だと言われる理由です。

2018年には、大分県の老人ホームで、雑菌の繁殖している超音波式加湿器が原因と思われる感染症が原因の死亡事故が起きています。

USBタイプでも加熱式であれば雑菌の繁殖はずっと低く抑えられますから、「USB加湿器は危険」という言葉はほぼ超音波式に対するもの、と思ってよいです。

超音波式加湿器の安全な使い方

加湿器内に雑菌が繁殖しないようにするのが大切

超音波式加湿器を安全に使うには、加湿器に雑菌が繁殖しないような使い方やメンテナンスが大切です。

例えば、タンクに水を補充しながら使い続けてしまうということは、ついついやってしまいがちですよね。でも、これは雑菌が繁殖する環境をわざわざ作っているようなものなのです。

ちょっと面倒に思うかもしれませんが、雑菌を繁殖させないために次のことを意識してみてください。

  • タンク内の水は毎日一回以上取り替える
  • 定期的に本体を清掃する

もう少し具体的に説明しますね。

超音波式加湿器のお手入れ

タンク内の水の取り替えは、タンク内の水をすべて捨てて、完全に新しい水に入れ替えるようにしてください。

その際に、タンクに水を少し入れてフタをして振り洗いをする、あるいはスポンジ等で全体を洗ってあげるとより効果的です。

本体の清掃は次のようにします。

  • 本体に残っている水はすべて捨てます。
  • ブラシやスポンジ、タオル等を使ってきれいにします。
  • 取り外せるパーツ(フィルターやトレイなど)はすべて取り外して、流水できれいに洗います。
  • 本体およびパーツの水分をタオル等でしっかり拭き取ります。
  • パーツの取り付けは、本体やパーツが完全に乾いてから行います。

水の取り替えも本体の掃除も、同じ水(水分)を長い間そのままにしておかない、ということがいちばん大事なのです。

雑菌が繁殖する時間を与えないよう、いつも新しい水、清潔な加湿器にするよう心がけてください。

これらのメンテナンス方法は、USBタイプに限らずすべての超音波式の加湿器に当てはまります。他のタイプの超音波式加湿器を持っている場合にも参考にしてくださいね。

なお、加湿器に付属の取扱説明書に水の取り替え方法や本体清掃について指示がある場合には、そちらに従ってください。

先にご紹介した大分県の老人ホームの事故では、使用していた超音波式加湿器は、一日一回の水の取り替えと週一回の掃除を行っていました。

しかし、それでも雑菌が繁殖して事故は起きてしまいました。

より安全に超音波式加湿器を使用したいと言うことであれば、水の取り替えや掃除の頻度を増したり、より丁寧な掃除を心がけることをおすすめします。

超音波式のお手入れがめんどうだと感じたらスチーム式を

水の入れ替えや掃除に気を使う必要があるのは超音波式だから。でも、コンパクト、静か、低消費電力などの特徴も超音波式だから、と言うことができます。

加熱式(スチーム式)やハイブリッド式(超音波式と別の方式の併用タイプ)なら超音波式よりも安全ですが、加湿器本体のサイズ大きくなったり、動作音がうるさくなったりしがちです。

それでも、やはりUSBタイプにこだわりたい!という方は次の加湿器の検討してみてはいかがでしょうか。

こちらは加熱式(スチーム式)ですが、超音波式と同じくらいにコンパクトで静かなUSB加湿器なんです。

USBタイプだけど超音波式じゃない加湿器って、種類が少なくあまり選択肢がないのが現状です。

商品タイトルと一緒にスチーム式と書かれれていても、詳細な説明をよく読んでみると超音波式と書かれていることもあるため、商品を探すときは商品の紹介ページ全体をよくチェックした方が良いです。

まとめ

本記事ではUSB加湿器が危険と言われる理由と安全な使い方について解説しました。内容をまとめます。

  • 危険だと言われるのは、超音波式の加湿器である
  • 危険だと言われる理由は、加湿に使われる水が加熱殺菌されないため雑菌が繁殖しやすいため
  • 水の入れ替え・掃除をきちんと行って使用すれば問題はない

USB加湿器は、種類が豊富で自分の好みや使い方に合ったものを選びやすい、といった特徴もあります。

正しく使えば何も問題はないので、「USB加湿器は危険」という言葉に惑わされないようにしたいものですね。

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