エアドッグの加湿器、エアドッグモイ(Airdog Moi)は、同社の空気清浄機と同様に人気のある加湿器です。
本ブログでは、エアドッグモイついて、
- 適用床面積(畳数)
- レビューや口コミ
- メリットおよびデメリット
- エアドッグモイがおすすめな人
について解説をしています。
加湿器の購入、特にエアドッグモイが気になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
エアドッグの加湿器は何畳まで対応?
エアドッグモイの販売ページや製品ページを見ても「◯畳用」とか「最大◯畳まで対応」という表現はありません。
でも、エアドッグモイの加湿能力は公表されているので、この数値と一般社団法人日本電機工業会の「加湿器ってなに?」のページに記載されている「 適用床面積目安表 」から、エアドッグモイの適用床面積を計算してみました。
まず、エアドッグモイの加湿能力ですが、L1からL4までの4段階あり、それぞれ次のようになっています。
モード | 最大加湿能力 |
---|---|
L1 | 75ml/h |
L2 | 200ml/h |
L3 | 230ml/h |
L4 | 303ml/h |
これらの加湿能力と、次の表を照らし合わせてみると…
次の表のようになりました。
モード | 加湿能力 | 和室 | 洋室 | ||
---|---|---|---|---|---|
㎡ | 畳 | ㎡ | 畳 | ||
L1 | 75ml/h | 2.1 | 1.3 | 3.5 | 2 |
L2 | 200ml/h | 5.6 | 3 | 9 | 6 |
L3 | 230ml/h | 6.4 | 4 | 11 | 6.4 |
L4 | 303ml/h | 8.5 | 5 | 14 | 8.5 |
最大の加湿能力となるL4モードで加湿を行う場合、計算上は和室では約5畳、洋室では約8.5畳が適用床面積となります。
意外に適用面積が小さいように思えますが、これは「 適用床面積目安表 」を元にした単純計算の結果です。
エアドッグのメーカー自身のデータでは、L2モードで8畳の部屋を理想的な湿度と言われる約50%にするまでの時間は約1時間と公表されています。
L2またはL3モードはふだん最も多く使用するモードと考えられますので、メーカー自身は8畳という広さを目安の1つとして考えている可能性があります。
他社メーカーとの加湿器との比較で言えば、楽天でもおなじみのしずく型の加湿器は、加湿能力216ml/hで最大適用畳数を12畳としています。
この216ml/hという値はエアドッグモイのL2およびL3モードにほぼ相当しますので、エアドッグモイの最大適用畳数も12畳程度であると言うことができるかもしれません。
壁・床の材質・部屋の構造・使用暖房器具等によって適用床面積は異なります。
エアドッグモイの加湿器の口コミ
使用者はエアドッグモイどのように評価しているか調べてみました。5段階評価で言えば4くらいで総合的には評価が高く、購入に満足している人が多い印象です。
まず、悪い評価からです。
- 初期不良品に当たったしまったが、修理や交換対応が遅い点が不満。
- 思っていたほど湿度が上がらない。
- フィルターが汚れると不快な匂いの水蒸気が出てくる。
初期不良品に当たるのか当たらないかは、運としてか言いようがありませんが、報告者の満足の行くような対応が得られなかったという口コミが複数ありました。
湿度が思ったほど上がらないのは、次のような原因かもしれません。
- エアドッグモイの加湿能力以上の広さの部屋で使用している.
- 部屋の通気性が良すぎる、換気をしすぎる。
- 部屋の壁や床(畳、カーペット)や家具が水蒸気を吸収している。
フィルター掃除をしているのに不快な匂いがする場合は、使用している水道水の質の問題であったり、掃除がきちんとできていなかったり、などがありがちな原因です。
取扱説明書のとおりに掃除をしているのに匂いが気になる場合は、掃除の頻度を増やしたり、より丁寧な掃除を心がける必要があるかもしれません。
さて、次は良い評価です。
- 上部からの給水がとてもラク。
- 使い方が簡単で、メンテナンスもしやすい。
- 音が静かで、清潔な水蒸気が安心感がある。低出力設定ならほぼ無音。
- 暖房と併用で乾燥が軽減し、口や喉の状態が良くなった感じる。
良い点としてもっともよく取り上げられているのが「上部から簡単に給水できること」です。これはお年寄りにも好評のようですね。
また運転音も静かであるとして、リビングのほか、寝室での使用も問題ないと報告されています。おそらくこれはL2以下の運転の場合だと思われます。
メンテナンスのしやすさも好評のようで、フィルターやタンクの洗浄のしやすさは好評のようです。
エアドッグの加湿器Airdog Moiのメリットとデメリット
エアドッグの加湿Airdog Moiを他の加湿器と比べたときの、メリットとデメリットについてまとめました。
Airdog Modのメリット
- 高性能静音モーターによる低運転音
-
最小モード(L1)の運転音は18dBAと静かで、睡眠中や仕事中でも使用可能。
寝室に置いてもまったく気にならず、赤ちゃんや小さなお子さんの居る部屋での使用も問題なかったとの口コミもあります。
- オゾンを用いた水の除菌機能
-
タンク内の水をオゾンで除菌し、雑菌繁殖を抑え、安全な加湿を実現。
- 気化式加湿による結露の抑制
-
過剰加湿を防ぎ、室内環境をやさしく加湿。家具や書籍を傷めにくい。
エアドッグモイに変えて、結露が減ったという口コミがありました。
- 省エネ設計
-
消費電力が低く、L1モードで8.5W、1日の電気料金は約6.3円と経済的。
- 簡単なお手入れとフィルターの再利用可能
-
フィルターは家庭用中性洗剤で洗浄可能で、交換頻度が少なくコストパフォーマンスが高い。
口コミでは、実際のお手入れの頻度は使用環境や使用する水道水によって異なるものの、概ね他の加湿器に比べてお手入れは簡単だと判断されているようです。
Airdog Moiのデメリット
- 初期コストが高い
-
製品価格が高めである、初期投資として他の加湿器よりも負担が大きい。
- 加湿能力が限定的
-
最大加湿量は303mL/hで、大型の部屋や乾燥が強い環境では加湿が不十分な場合がある。
- 設置場所に注意が必要
-
エアコンの風が当たる場所やカーテンで吸気口がふさがれる場所では性能が低下する。
これはエアドッグモイだけの問題ではなく、加湿器一般の注意点と言えます。
エアドッグの加湿器Airdog Moiはこんな人におすすめ
- 静かな加湿器を求めている人
最小運転音18dBA(L1モード)は図書館並みの静けさで、睡眠中や仕事中にも適しています。 - 衛生的な加湿を求めている人
タンク内の水をオゾンで除菌し、雑菌繁殖を抑えた清潔な加湿が可能です。 - 安全な加湿をしたい人
加熱しない方式のため、吹き出し口が熱くならず、小さなお子様がいる家庭でも安心です。また、過剰加湿がなく結露を抑えます。 - 加湿器に省エネ性能を求めている人
消費電力が最大18W(Lj1モード)と低く、経済的に運用可能です。 - ランニングコストを低く抑えたい人
フィルターは洗浄して繰り返し使用可能。コストパフォーマンスに優れています。 - 簡単な操作性の加湿器を求めている人
タッチ操作のホームボタンで電源ON/OFFや風量調節ができ、使いやすさを重視。 - 過剰な加湿を防ぐ防ぎたい人
室内湿度に応じて風量を自動調整し、快適な湿度をキープ。 - お手入れが楽な加湿器を求めている人
フィルターやタンクの掃除が簡単で、定期的なお手入れが他社の加湿器に比べて簡単です。 - コンパクトで設置しやすい
高さ42cm、幅24.6cmの省スペース設計で、どんな部屋にもフィットしやすいです。
エアドッグの加湿器Q&A
- エアドッグ加湿器の電気代はどのくらい?
-
各モードごとの電気代は次のようになっています。
風量モード 連続加湿時間
(目安)消費電力 電気料金(日) L1 約40時間 8.5W 6.3円/日 L2 約15時間 13W 9.7円/日 L3 約13時間 14.5W 10.8円/日 L4 約10時間 18W 13.4円/日 ※1KW単価31円での計算です。
- エアドッグ加湿器はエアドッグ空気清浄機との併用はできる?
-
エアドッグ モイ(Airdog moi)は、気化式加湿器であり、エアドッグの空気清浄機と併用することが可能です。
気化式加湿器は、フィルターに含ませた水分を風で気化させて加湿する方式で、超音波式やスチーム式と異なり、空気中に大きな水粒子を放出しません。
そのため、空気清浄機のフィルターに水分が付着して性能が低下するリスクが低く、併用しても問題ありません。
- エアドッグ加湿器のお手入れは?
-
フィルターは2週間〜1か月ごとに、家庭用洗剤を使用して水洗いしてください。洗った後はしっかり乾燥させることも重要です。
タンクはシーズンごとに、水で湿らせた布で拭き取ってください。ことのとき洗剤は使用しません。
プレフィルターは水洗いが基本です。
いずれの場合も、使用環境によってお手入れの頻度は変わります。汚れがヒドいなと思う場合には早めのお手入れをしてください。
まとめ
本記事では、エアドッグの加湿器(エアドッグモイ Airdog Moi)について、
- 適用畳数が8畳〜12畳であること
- エアドッグモイの口こみ
- エアドッグモイのメリット・デメリット
- エアドッグモイがおすすめな人
について解説しました。
デザイン性に優れ、コンパクトで静粛性も高く、それでいてしっかり加湿してくれるエアドッグモイ(Airdog Moi)。
新たな加湿器購入を検討されている方はエアドッグモイも対象に検討してみてください。